事務局便り


新事務局からのご挨拶 2017
2017年 4月大阪府医師会テニス部事務局の業務を終えるにあたって
2015年 新事務局からのご挨拶

2011年 事務局便り 西医体問題 総括
2010年 事務局便り 超有効テニス肘治療法、対症法
2009年 事務局便り
2008年 事務局便り テニスは最大5000円
2007年 事務局便り
2006年 事務局便り 参加費削減
2005年 事務局便り
2004年 事務局便り 6のノーアド



事務局
Eメール:

今後ともよろしくお願い致します。

ご意見等ありましたら事務局まで!!


   新事務局からの ご 挨 拶
 この度
20174月より、大阪府医師テニス協会事務局のお手伝いをさせていただくこととなりました。前事務局の和具田さんから、先輩の・・・とご紹介いただきましたが、実は少しだけ後輩です。
まだまだ引き継ぐことが多くあり時間がかかりそうですが、長い目で観ていただけましたら幸いです。
精一杯務めさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます(m_m)              

20174月より 大阪府医師テニス協会事務局業務を引き受けてくださった伊藤さんのご紹介をちょっとだけさせていただきます。

 私が初めて彼女にお目にかかったのは、2012年 広島医師ローンテニスクラブに当時の大阪府医師テニス協会会長の江本敬先生と現会長 原文雄と共に遊びに行かせてもらった時でした。とても気さくで如何にも体育会系のさっぱりされた気持ちの良い方でした。広島県医師会の有志の先生方は、まだ土地の値段の高騰する前に土地を購入され自分たちの立派なテニスコートを作っておられたのです。皆様の先見の明とそれを維持するためのご努力に感嘆しました。

 2006年から日本医師テニス協会が事務局業務をお願いしています。2013年 全日本医師テニス大阪大会時には彼女の仕事ぶりが素晴らしく、大阪府医師テニス協会理事たちは頼り切っておりました。何よりテニスの事を良くご存知ですので的確な判断をしていただけます。インターネットでほとんどの業務が通信を介してできる時代ですので、今回は大阪府の事務局も彼女にお願いすることとなりました。

2018年度の全日本医師テニス大阪大会では、またまた伊藤さまに大変にお世話になりました。大阪の会長である原文雄が大雑把に案を出し、それを緻密に実行できる形にして下さるのが彼女の役割でした。大阪大会の成果よりみて、このコンビはなかなか良い組合せだったのではないかと思いました。今後とも全日本医師テニス大会を存続させるために宜しくお願い申し上げます。

                       ホームページ担当理事 原統子

((
 2018年リーガロイヤル大阪 懇親会にて


2018年10月7日
全日本医師テニス
大阪大会会場に
旧事務局の和具田ご夫妻が
お手伝いに来てくださいました。

ゴミ掃除など助けてもらい
嬉しかったです。
有難うございました!!


大阪府医師会テニス部事務局の業務を終えるにあたって

和具田 洋子

 大阪府医師会テニス部の会員及びご家族、関係者の皆様 5年間本当に有難うございました。

菱谷先生から何気なく「ちょっと手伝ってほしい・・」との一言、軽い気持ちで引き受けた事務局でしたが、事の重大さに気づいたのが初めての大会の時でした。案内の葉書は宛先不明で帰ってくる、また先生方から送っていただいたFAXに書かれた名前やメールアドレスが読めなかったり(FAXは往々にしてぐにゃ〜となります)。主人(ハジメ)と、ああだこうだと苦戦しながら作った名簿。締切日ぎりぎりまでなかなか決まらないエントリー。本当にドキドキでした。それでも時が経つにつれ、次第に様々な先生方とお知り合いになっていくのと同時に、事務局の仕事に慣れていくことが楽しいと思えるようになりました。

会報を封筒に入れ郵便局に持って行くのは、宛名に記入された先生方の顔が思い出され、重たさよりも嬉しさが勝っていた様な気がします。

 なかでも、印象深かったのがやはり、201310月 大阪府医師会テニス部主管で行われた「第40回 全日本医師テニス大阪大会」でした。日本全国から400名以上のエントリーがあり、大会会長の江本先生、実行委員の先生方のご尽力のもと、大成功を収めることができました。圧倒的な緊張感の中、私も微力ながらお手伝いができたのではないかと思っています。大会の熱狂もさることながら、そのあとの懇親会の楽しさは、まさに「緊張と緩和」の快感そのものでした。

 

今般、その時の大会事務局でまとめ役となられた大先輩の伊藤摂子様に、大阪府医師会テニス部事務局の業務をバトンタッチ出来るのは、とても心強いです。

未熟ではありましたが、事務局のお手伝いを通して沢山の先生方と関わりが持てた事が私の宝物です。

優しい先生方の言葉が励みとなり、5年間続けられた気がします。

 

末筆となりますが、大阪府医師会テニス部がこれからも、日本医師テニス協会の中心的役割を担って、ますますご活躍していくことをお祈りしております。

 

あっ!それから  たまに遊びに行っていいですか?カメラマン ハジメ君と一緒に(笑)


長い間協会の事務局として 頑張って頂いた和具田洋子さん
影で支えてくださったご主人の一氏に感謝の意を表し
歓送会を開催しました。
(会場が暗くてよい写真が撮れてなくて申し訳ありません。)

<事務局からのご挨拶> (2015年会報より)

 H23春より事務局のお手伝いしている和具田です。

豊中上野坂にあります菱谷先生の医院で平成元年よりお世話になっております。
私は看護師で主人は市内の病院で放射線技師をしています。
主人とは結婚前に勤務していた救急病院で知り合いました。
当時はまだCTを置いている病院は少なく、外部依頼検査があった時代でしたが 
心カテ・アンギオ等の勉強をしたい為、他の病院に変わることになりました。
私は数年前に看護短大で3年間勉強し、長かった准看を卒業しました。

連絡事項、ご質問等ありましたら出来る限り対応させて頂きたいと考えております。

覚えにくい名前ですがワグワグと呼んで下さい。

こんな私達ですが、よろしくお願いします。



<2011年、事務局便り>

暖冬が定着して冬の屋外スポーツも大阪ではありふれた行事になっています。

 特に2010年度は夏が過酷だったためか、風さえ無ければ晩秋以降のほうがテニスに適した季節のように思えます。今後も暑さを避けた時期での各大会を企画しますので、会員諸氏の多数ご参集をお願い致します。

 2011年度のトピックは事務局移転の予告です。4月のダブルス大会を目途に事務局は外部委託を開始します。詳細は移転時に書面にてご説明申し上げます。移転に伴い会員の皆様への連絡方法、大会エントリー様式などに変化が生じます。立ち上げ初期に多少の混乱が生じる可能性があります。ご迷惑は最小限に止めるように努力致しますのでご容赦ください。また団体戦、シングルス大会、ダブルス大会、近畿関連大会には各々2,3名ずつの異なった理事が分担して担当することになりました。今後は大会により責任者が変わりますのでご注意くださいね。

 西日本医科学生大会におけるインプレー以外の時間浪費を問題にしてから数年が経ちました。詳細をご存じない方は大阪府医師テニス協会ホームページの「会員寄稿」:異常事態 西医体(2006年 西医体観戦記)と「過去掲示板」の“西医体問題”を是非ともご覧ください。

 当方の初老期を超えた色眼鏡を通すと、バリバリのジュニア上がりは別にして、一般大会でも“学生さん風”でポイント間が長い選手がチラホラ居ます。ルール規定の20秒以上費やされるとセッカチな老人は違和感を覚えます。まとめて論じるとお叱りを受けますが、医学部だけでは無く、“学生さん”全般に時間感覚の鈍麻傾向が見られるような気がしてなりません。寸暇を惜しむ社会人とは思考回路が違う様子です。2年近く真面目にその原因を突き詰めた結果、私の中で辿り着いたのは“ショーモナイ結論”でした。社会人は相当の対価を支払ってテニスをするのに対して、学生さん達の多くは学校付属の“使用料金無料”のコートを使っていました。学業による時間制約はありますが、コート占有に関しては“無料”が主流です。これじゃやはり時間の貴重さに対する感覚は生まれにくいと感じました。そこで私は監督を務めていた母校の現役テニス部員に以下のような提案をしてみました。次項はOB会報に載せた文章の焼き直しです。読者諸氏の感想をお聞かせ願えれば幸いです。

“大学庭球場有料化ノススメ”

 学生さん達の時間感覚が矯正できて部費も捻出できるお得な案を提唱させていただきます。大学所有コートの有料化をおススメします。私が知る大阪近郊での一般コートの1時間単位賃料は最安値で200円、最高値が10000円程度です。使用頻度の高い半公営で3000円から4000円くらいです。ここは学割大幅適応で大学所有のコートの“庭球部としての使用”に対して1面1時間500円を支払うことを提案させて頂きます。どうですか??1面1時間500円!!ワンコインです。安いと思いませんか??よほどの田舎に行かなければこの額でテニスコートは使えません。個人練習の促進のために“個人としての利用”は無料としましょう。

 支払相手は大学ではありません。自分たち庭球部です。コート使用1面1時間に対して500円を庭球部に対して支払って下さい。部費として積み立ててください。5人で使用すれば一人当たり100円ですから学生さんにも支払えない額ではありません。無論、球拾いの人などは負担する必要はありません。コートで実際に球を打った人がその配分に応じて支払って積立てください。

 試算してみます。

1)平日練習で2面3時間の場合を想定してみます。2×3=6時間面で1日合計  
  3000円になります。レギュラーなど8人程度が球を多く打って、イレギュラーなど  6名が球拾いのあと少しだけ球を打ったと想像して下さい。前者300円×8+後者   100円×6で3000円になります。

2)休日練習試合で2面8時間利用の場合は16時間面で8000円支払いましょう。
   試合に出た選手が10人と仮定して800円均一払い、球拾いだけのイレギュラー  は負担無しです。

3)上記の条件で年間365日52週の内に平日3日練習を年間40週行い、日曜の試  合も10試合行ったと仮定すれば年間50万円以上の部費積立が発生します。繰り  返しますが個人としての練習は無料にしましょう。

 このクラブ費としての50万円の使用途は学生さんの自由です。現状の部費に加算して有効に使ってください。政治における“給付金”同様“タダ、無料”というのは人間の思考を停止させる悪影響のほうが大きいと私は考えます。“有料”という不利を克服するために人は知恵をめぐらし、改善策を模索します。ましてや料金を受け取る相手、受益者は庭球部員自身です。“庭球部としての活動には大学コート1面1時間使用料500円を支払い、部費として積み立て利用する”ことを提案します。500円を支払うだけでも脳は活性化し、1秒1秒を貴重に感じて貰えると考えます。

 我ながら分りにくいけれど、上記の文章を持って私自身の長年の西医体問題の総括としました。案の定、私の意図の根深さはほとんど誰にも伝わりませんでした。後輩の現役部員からはまだ何の反応もありません。自己満足の楽屋オチだから仕方無いと思うようにしています。気を取り直して、今年も可能な範囲で大阪府医師テニス協会事務局業務に励むこととします

                        原文雄



<2010年度 事務局便り>

超有効テニス肘治療法、対症法

 平成21年度は5月の大型連休翌週末に、新規企画である大阪兵庫京都奈良滋賀合同の親睦テニス大会を催しました。飲酒運転厳罰化以降、縮小傾向が著明な懇親会の復活を期して、泊り込みの前夜祭を主眼に据えました。近畿全域から多くのテニス、酒類愛好家の参集を得て夕食は深夜まで続く大宴会となりました。土曜日曜のテニスと併せて、好評裏に第一回大会を終えることができました。会の名称は“近畿医師スポーツ・テニス研究会”と決定したことを御報告致します。平成22年度は兵庫県の主管で21年度と同時期に開催されます。皆様奮ってのご参加お願い致します。

さてさて多くの競技者を悩ますテニス肘について表題のごとく、取って置きの対症法を本誌の読者だけにコッソリとお教えします。テニス肘の整形病理的解説は散見されますが、治療に関しての決定打は見られません。しかしながら後述の本法を用いれば肘のみならず手関節、前腕を含めたテニス腕全般に対して“少なくともテニスができる!!!”レベルまで疼痛を軽減できます。もともとは消化器外科医の拙筆ですが、試合などの知人、口伝えで週末プレーヤーからベテランJOPのトップ選手まで同病の患者さんを多数対応させて貰いました。ほぼ全例で中等度以上の改善が見られています。

私自身も強度のテニス肘に長年悩まされています。聴診器すら持ち上がらず、毎夜痛みで飛び起きる時期もありました。右肘のレントゲン写真には変形性変化に加えて局部の陳旧性疲労骨折を推測させる所見が残っています。余談ですがこの写真は、同病で本院を受診する患者さんに“こんな肘でもテニスはできる!!”と勇気付けるのに大いに役立っています。サポーター、補助具の類は医療用一般用含めて知り得る限り全部試しました。理学療法機器も同様に利用可能なものは全て使って見ました。どれも軽微な改善のみで、安静に勝る効果が得られた対策はありませんでした。もっとも安静が守れる程度の入れ込み様ではテニス肘など強くは発症しません。手術療法はもともと考慮していません。4週もギブス固定をする暇があれば、手術の有無にかかわらず疼痛はかなり改善すると信じています。

前振りが長くなりました。企業秘密なので出し惜しみをしています。バックであれサーブであれフォアであれ、テニス肘の原因は“反復同一部位振動刺激”です。“振動”は各々のラケットによって固有のモノがあります。治療はこの“振動”を変えてやれば良いのです。ガットの材質、張力は大切ですが

“振動”に対する影響は大きくありません。じゃあどうするか???

結論1)はラケットを換えることです。乱暴な言い方をすれば、テニス肘は“疼痛を自覚した時点で使用しているラケットが原因”で発症します。そのラケットの固有振動が使用者の脆弱部位をピンポイントで反復刺激することが主因です。だからこそラケットを換えましょう。“打って痛くないラケット”を探す作業をしましょう。各メーカー、各機種を10種類くらい試打すれば1,2本は“痛くないラケット”が見つかります。固いからダメ、柔らかいから良いという既成概念が当てはまらないのが面白いところです。ショップや友人から片っ端から借りていくのが得策です。自分の“過去使用ラケット”の中にも“痛くない”モノが見つかる場合もあります。とにかくこれで一度はテニスができるレベルまで疼痛が軽減できます。しかしながら“痛くないラケット”も反復使用している内に神通力を失いがちになります。結論1)だけでもコペルニクス的と自賛していたのですが、重症の場合はもう一つの追加作業が必要となります。

結論2)ラケットを替えることです。“痛くないラケット”でも使い続けると反復振動刺激が腕に加わります。対応策は2種類以上の“痛くないラケット”を使い分けることです。理想的には1セット毎に交換しましょう。最長でも2時間以上の連続使用は避けましょう。多くの熟練選手が重視する“ラケットの感触、打球感”は積極的に無視する姿勢が肝要です。“痛くて何も出來ない”よりは“何としてもプレーする”ほうが得策です。反復振動が加われば組織は損傷します。ピンポイントでは無くて、幅広く損傷を拡散することが大切です。

最終的には必ず紙は破れるけれど、満遍なく使えば長持ちするところを模して上記を“金魚すくい療法”と私は命名しています。

  私は本番用、練習用、リハビリ用・・・3種類の厳選した“痛くないラケット”を使い分けることでテニスの継続が可能になりました。思わぬ余禄も付いてきました。同じ種類のラケットの購入は2本で済むようになりました。ガットが全部切れるなど、何らかの理由で自前のラケットが使えなくなった場合でも、友人所有分の手近な中からチャカチャカと選んで借用すれば強い違和感なくプレーができます。私の提唱するテニス肘治療法はラケットを1)選び換えて・・更に2)使い替える・・・事です。真剣にお悩みの方は速やかにお試しください。軽度から重症まで、疼痛の程度に関わらずかなり有効です。診察料は頂戴しません。

 過去2年間に渡って本欄では、新規者参入を躊躇させる全日本医師テニス大会の高額参加費に対して問題提起してきました。一定の反応があり、21年度の広島大会から参加種目数別の価格差が目に見える形で現れました。全日本医師テニス協会に提唱した、純競技費用と懇親会などの非競技費用の分離は未だ実現していませんが、事態は徐々に好転しつつある様子です。合理的な金額で無ければ若い医師は受容してくれない!!と訴え続けたいと思います。理事会では喜ばしい事項が可決されました。“参加費額、方式の決定は主管府県医師会の裁量に全面的に委ねる”と決定しました。これにより将来、大阪府医師テニス協会が全日本医師テニス大会の主管を避けられなくなった場合でも、従来の方式を踏襲する必要は無くなりました。一安心です。

 22年度も団体戦、シングルス大会、ダブルス大会、などを主催します。

皆様奮ってのご参加お願い致します。

                    大阪府医師テニス協会

                    副会長、事務局   原文雄



<2009年度 事務局便り>

  


 いつも大阪府医師テニス協会をご愛顧下さり有難うございます。主管大会は年々活性化を増しています。特に医師団体戦は大盛り上がり!!真冬のコートに本気印の湯気柱が林立します。皆様、是非ご参加下さいね。

一方、参加者が漸減を続けていた大阪府と京都兵庫間の親睦戦は、会長巻頭言にあるように本年度より発展的にその形態を変えます。“言い出しっぺ”の責任を取って、今年は大阪府が近畿合同親睦戦の幹事をします。現在、要項構想は以下の如くになっています。

1、        日時は世間が疲弊して施設確保が容易な、五月の黄金週間翌週末。

2、        開催地は大阪京都兵庫から高速道路で1時間程度、

        中国道沿い、琵琶湖南端、淡路島北端などを考えています。

3、        土曜前泊大宴会、翌日曜懇親テニス

4、        華美豪奢に走らず、学生合宿の延長線上での親睦を目指します。

5、        施設確保の都合上、エントリー数に制限を設ける予定です。

楽しめる企画にしたいと思います。ご参加表明お待ちしています。

昨年度提示した全日本医師テニス大会の参加費問題の途中経過を報告します。この大会は競技費、懇親会費コミコミで3万円程度の参加料金が長い間設定されてきました。この価格では若い選手には敬遠されます。正確に表現すれば、相手にされません。法外!!論外!!というのが彼らの真っ当な感覚です。解決策、減額策は極めて安易です。競技費と懇親会費を別々に設定して、懇親会に出たい人はその額を追加で負担すれば良いだけです。私は単複混合各々5000円、懇親会費15000円とすれば3種目全部参加して5000×3+15000=30000円という素案を全日本医師テニス協会常任理事会に提出しました。ここでは以下の結論を得ました。

1)        単複混合各3種目個別価格分割は難しい側面もあるが、競技費自体と懇親     会費は分離する方が望ましい。

2)        しかしながら価格を決定するのは全日本医師テニス協会ではなく、
     該当年度の主管府県医師テニス協会である。

3)        従って全日本医師デニス協会としては“出来るだけ質素倹約を
     旨とする・・・”というガイドラインを示す程度の行動しか取れない。

 実質は該当年度主管府県医師テニス協会が先例を踏襲し続けた結果、この3万円参加費が延々と続いて来たと私は思っています 
 
 常任理事会に引き続いて行われた全体理事会では懇親会コミコミ価格現状維持擁護の発言もありました。曰く、伝統は守られるべきである。曰く、懇親会あっての全日本医師テニス大会である・・・・・

 このコミコミ価格維持派理事の先生に問いたい数字がありあます。36分の13です。分母が36で分子が13です.分母の36は本年度単複オープンクラスの出場者数です。分子の13は36人の内、懇親会場内で私が出席を確認出来た選手の数です。即ち36人の内、懇親会に居なかったと推測される選手は23人。出席概数が13人で欠席概数が23人。比率にすれば概算出席率30%・欠席率70%!!!将来の日本医師テニス協会を背負って立つ人材が潜む可能性のあるオープンクラスでの数字です。急用が発生した人を除いても、少なくとも半数以上は最初から懇親会出席の意思は無かったと思われます。時代は移って懇親会の意義も変化した様子です。

 もっともっと大きな問題も含まれます。全員支払い方式懇親会では出席者は欠席者のお金も使って飲み食いする訳ですね。最初から欠席予定の人のお金も使って飲み食いするのは控え目に言って良心の呵責を感じます。数の論理からすれば“非合法的”と表現できるかも知れません。少なくとも制度自体が現実に則していないことは明らかです。ここでは“若い人にもドンドン全日本医師テニス大会に出て貰うためにはどうすべきか???”を最大の論点としています。新規参入が少ないと組織は衰退しますよね。米国新大統領に倣って“変化、変革”は是非必要だと思われます。



 一昨年、本会報で問題に取り上げた“西医体問題”は私の中では奇妙な結論に収束しました。マナーやルールの側面もありますが、個人的に最大の問題と感じたのは“学生さん達の時間の使い方”です。応援や遅延行為で浪費する時間があるくらいなら、寸暇を惜しんで自分達のためにテニス競技そのものをやってはいかが???というのが論旨でした。その後、学生さん達内部の合意でマナーやルールはかなり前進したと聞きました。しかし応援、遅延行為による時間浪費は軽度の改善に止まっているようです。“何故、学生さんは全般にテニスに関する時間感覚が薄いのだろう????”と掘り下げて考えていると、  非常にクダラない、ショーモない事に気づきました。

例外はありますが普段、学生さん達は大学敷地内などの使用料賃料無料!!の施設を使用していたのです。いくら占有しても無料!!の場合が多いのです。これじゃ時間感覚が生まれにくいのは道理ですね。それに引き換え社会人達はやっと捻出した余暇の範囲内で、単位時間当たり相当額を払ってテニスを楽しむ場合が多いのです。こちらには確かに厳密な時間感覚が発生します。我が身を振り返っても良し悪しは別にして、“学生の頃は何も考えずにテニス出来てたな・・・・・”と思いました。さてさて困った結論になりました。建設的な解決策は遠ざかります。立ち位置が根本的に異なり、最終的に相容れない宗教論争のような暗い気持ちになりました。しかし、テニスの上達には自分で少しでも多くの球を打って、自分で試合に出て、修羅場を経験していくしかないと後輩達には訴え続けたいと思います。

   学生さんも若い時間は長くは続きませんよ!!!

   “少年老い易く、ガクガク成り易し・・・????”

     個人的な結論と同様に、締まらないシメにしておきます。

 大阪府医師テニス協会は桜が散る前に団体戦、シングル大会、ダブルス大会を立て続けに開催します。春からの本格テニスシーズンには皆様個々人の設定した土俵でフルに戦って頂けるように、冬場の地固め足慣らしとして活用して頂ければ幸いです。

事務局 原 文雄(豊中市 原医院)


<2008年度 事務局便り>

テニスは最大5000円

  
  地球温暖化?で今年の夏も酷暑の期間がありました。一方、大阪では暦上の冬がテニスに適した季節になっています。今後の気候変動が懸念されます。 

  大阪府医師テニス協会主催大会では医師団体戦、シングルス大会などの新規企画はマズマズの参加者を数えています。関係各位にお礼申し上げます。しかし、旧来の大阪府と兵庫県、京都府の親睦戦は参加者の減少で毎回の開催自体が危ぶまれています。親睦戦は基本形態を変える時期にさしかかっています。近々に別様式を発表できるよう担当各位と調整中です。人心は移ろい、常に変化を必要としています。事務局としても時代の要請に対応できる体制を整えるように努力しています。

 “全日本医師テニス大会の参加者って少ないよね・・参加経験のある人しか詳細も知らないよね。大阪全体でも20人くらいかな??もっと多くの人に出て欲しいのに・・・・せめて私が紹介文を書こうかしら??”と同居人がシミジミと言いました。そう言われてみれば参加者は固定高齢化しています。イキの良い若い衆は開催地近傍から主催府県医師会に狩り出されてボツボツと出てくる程度で数えるほどしか居ません。出てみればそれなりに楽しいんだけど参加意欲を削ぐ巨大な要因があります。参加費が30000円程度!!!大阪のオバチャン風に言えばサンオクマンエン!!!ですね!!!これでは個人的に知り合いを誘いたくても躊躇してしまいます。

問題の根本は参加費30000円を高いと感じるか否かという現状主催者側と若い人の感覚の相違です。前者は“毎年恒例の額であり、医師の集まりで送迎、懇親会付きで許容できる額”という理解だと思われます。後者はテニス大会の30000円は法外に高価で容認できない額だと判断する場合が多いと推測します。若くはない私自身も旧友に会うという主目的のために参加しているフシもあります。テニスするだけならこの額を払って、わざわざ参加はしないと思います。

  この30000円を減額して参加者を広く募る方策はあるのか?????一見困難そうですが答えはチョー簡単です。あります、できます!!6分の1に出来ます。5000円にできます。たった5000円!!にできます。5000円なら出てみようって選手は激増しますよね!!!そんな馬鹿な話は無いと思われるでしょうね。実は前段落の文章中に謎の解答があります。30000円は懇親会、送迎バス、テニス大会参加料などなどのコミコミ価格なのです。更なる衝撃があります。現状では単複混合の3種目出場でも1種目でも同価格なのです。極論すれば、単複混合3種目フルに戦って合計10時間くらいコート占拠して、ホテルからの送迎バスを使って、懇親会でたらふく飲み食いしても30000円なのです。逆に単の1試合だけ出て懇親会欠席で初戦敗退してたった30分でスゴスゴ帰っても30000円なのです。これでは不公平感も出ますよね。5000円への減額解決策は、このコミコミ価格を個別価格に分割すれば良いだけなのです。即ちテニス大会単複混合各1種目につき参加費5000円、3種目出るなら5000×3=15000円、懇親会費15000円の分割価格にすれば良いだけなのです。送迎バスは実費個人負担ないし廃止ですね。単だけ出たい選手なら5000円ポッキリ!!複だけ出たい人も5000円ポッキリ!!単複混合3種目出たいなら15000円。その上に懇親会も出たいなら懇親会費を上乗せすれば良いのです。これらの額の和が30000円を超えてもそれは参加者自身の選択ですから文句は出ません。受益者負担の大原則にかなっていると私は思います。

実は私は全日本医師テニス大会を統括する日本医師テニス協会の常任理事の肩書きを貰っています。他の理事から参加費の現状コミコミ価格から分割価格に改定の提案が今年の常任理事会で出されました。草案を作ったのは原です。理事会の結論は“別の委員会を設けて検討を開始してみようかな???”でした。しかしながら事態は極めて悲観的です。コミコミ価格を続ければ全日本医師テニス大会参加者の漸減傾向は加速すると思います。富裕理事が推測するより若い医師達は遥かに利口で貧乏なのです。近年この事務局便りで訴えてきたことを今年も繰り返します。インターネット環境下にある若い人ほど情報量は豊富です。思考は合理、合目的で趣味趣向は多様です。ひとつの遊びに充てる単価は少なくなります。テニス費用に関しては若い人の感覚的上限は5000円と私は判断しています。貧乏とは金銭面より、むしろ”時間的に”と言う意味合いです。この業界では壮年以前で自分で自由に使える1日の休暇を取るのは結構難儀ですね。ましてや2日3日の休みとなると余程幸運な環境にある人しか獲得できませんよね??

会員総会の開かれる懇親会参加を誘導するコミコミ価格の意図は理解できます。コミコミ価格が設定されて、それが続いてきたその他諸々の経緯も内部事情を知る私には推測はできます。分割価格が事務処理を複雑化するという負の側面も分かります。しかし形骸化している会員総会は試合会場で開催するなどいくらでも代替案はあると思います。このコミコミ価格が若い人たちの全日本医師テニス大会参加の大きな障壁となっている事を訴えたいと思います。全日本医師テニス大会はまさに今、変化を必要としていると私は思います。私自身も現状が続けば参加を継続できる自信はありません。

上記は多くの場合利用する時間単価の安い公営コートにおける論議です。天然芝や特別民営コートを借用する場合の価格が例外になるのは承知しております。価値に見合う対価ならば喜んで支払います。昨年度は西医体の時間の使い方で学生さん達に問題提起をさせて頂きました。本年度は理事長、会長、幹部理事からのお叱りを覚悟の上で、全日本医師テニス協会に問題提起をさせて頂きます。

全日本医師テニス大会の価格論議を大阪府事務局便りに代えるのは的外れとのご指摘もあるでしょう。しかしながら、全日本医師テニス大会を過去現状参加者枠内だけのモノに止めず、広く参戦を募りたい希望の発露と理解賜れば幸いです。全日本医師テニス大会は来年兵庫県、再来年広島県で開催されます。大阪府を含めてより多くの方に参加して頂きたいと大阪府事務局として希望します。日本医師テニス協会と全日本医師テニス大会の隆盛を強く祈っております。

                 大阪府医師テニス協会事務局、原文雄



<2007年度 事務局便り>
 会員の皆様には今年も大阪府医師テニス協会関連の各種大会にご参加賜り深謝申し上げます。商法、医業を含めてどんな事業も存続と隆盛の条件は普遍かつ共通です。

すなわち
“1、リピーターの顧客満足度”
“2、新規顧客開拓”が二大指針です。
旧来のお馴染みさんを大切にしながら新規の若い医師の招聘を目指して今後も大会運営に励みます。

先年度の事務局便りに記したように
1)に関しては“価格と試合内容”を重視しています。競った試合をたくさんこなして、良い汗いっぱいかいて懇親会も付いて5000円を目標にしています。“value for money”は最大の斟酌点です。
大阪府ならではのシングルス大会は赤字覚悟で続けます。ダブルス大会にはアッと驚く企画も考慮中です。ご期待下さい。

2)に関しては本年度より”医師団体戦“を立ち上げました。この企画で相当数の”テニスは上手いしソコソコやってるけど医師会(なんか)には来ない“選手の拾い上げに成功しました。潜在層の継続的入会勧誘を続けたいと思います。更に巨大鉱脈として大学テニス部新卒者は第一選択対象となります。

私自身が競技テニスを続けている関係で母校の監督に指名されたのが2年前でした。監督ならびに医師テニス協会事務局、そして1現役選手として様々な奇遇が 重なり、全日本ベテラン選手権が毎年行われる名古屋東山公園でH18年度の西日本医科学生テニス大会を見学する機会を持ってしまいました。それがHPを賑 わし、会誌に綿々とまとめました西医体特集の発端となりました。一般会員の方々にも医科学生テニスの現状を知って頂きたく思い、誌面を拝借します。感想な ど協会HPにお寄せ頂ければ幸甚です。  
                               事務局 原 文雄(豊中市 原医院)



<2006年度 事務局便り>
参加費削減


会員の皆様、平素大阪府医師テニス協会へのご協力、主催大会へのご参加有難うございます。

日本全体として各種経済指標に好転の兆しはあるものの、医療業界に関しては診療費の患者負担増加などお寒い話題が絶えません。

テ ニス界においても一般のクラブ倒産、閉鎖のニュースを頻繁に聞きます。テニスコートがマンションやショッピングセンターに建て替えられるのにも慣れっこに なりました。そういうクラブから流出した人材が、営業を継続している次のクラブに移行する割合の減少が最大の憂慮点です。
所属クラブの閉鎖を契機 にテニスを断念する人もいます。しかしながら多くは仲間でグループを形成して公営、半公営の面貸しコートに流れています。もともと学生、主婦、一般プレー ヤの多くが上記の形態でテニスを楽しむ傾向にあります。今や大阪府下に限れば、面借りグループ使用がテニス愛好家の主流といえます。

理由は単純明快。安いから!!!!!です。

生活の多様化に伴いテニスを含めて個々の趣味に充てる費用は減少の一途です。若い世代ほど思考は合理的ですからこの傾向は加速すると推測します。いわゆるテニスクラブでプレーしているのは裕福そうなお年寄りだけという事態も稀ではありません。

大阪府から始まって日本に至るまで「医師テニス協会」と名のつく集団を若い医者が敬遠する傾向があります。

理由は明快。高いから!!!!です。
なぜ高いか?そのまた理由は簡単。協会主催者理事は比較的裕福で、若い勤務医の貧乏さに対する配慮が不足しているからです。貧乏という単語が不適切だとすれば、テニスに金を割く意思が薄いと換言します。

テ ニス協会の「老人サロン化」を防止して若い選手を集めるには「安くする」作業は必須です。私個人も卒後間もない頃に先輩に誘われて大阪府医師テニス大会に 参加した時の思いを常に反芻しています。受付で入会金、初年度年会費、大会参加費合わせて1万円強を請求されました。当時の私には途方も無い高額で“二度 とこんな所に来るものか!!!”と感じたものでした。 
”多少高くても豪華な方が良いだろう”という時代は遥か昔に終わりました。

大 阪府医師テニス協会が現陣営に移行してから種々の経費削減努力により大会参加費は9000円から漸減して6000円までの減額に成功しました。楽屋裏を披 露します。現時点で大会を行うには先人の努力により次年度優先予約を受けてくれるマリンパーク北村コートしか選択肢はありません。この優先予約慣例は全国 的に見ても稀有です。同コートの賃料は1面1時間3000円。1大会に付き約20万円かかります。弁当、懇親会費、通信費、ボール代、雑費・・・・・積算 すると経費節減した現在でも30数万円の経費は毎回必要です。弁当代を削りたいのですが出来ません。弁当を付けないと試合慣れしていない選手が昼食を理由 に、持ち場を離れて試合進行が遅れるという悲しい現実があります。そこで懇親会費を削りました。軽食化して、試合結果という肴をツマミに選手相互の懇親を 深める場を提供する様に工夫しています。ここで知り合えた人脈が仕事でも役に立つんですよね。往復葉書の全廃は出来ないのでネットを活用して通信費を削っ ています。ボールも闇のルートで仕入れています。賞品、盾、カップもやめました。心を込めた手擦りの表彰状だけにしました。

経費節減と表裏一体の収入増は参加者数の増加だけ目指しています。単価を下げて多くの参加者を集める薄利、時には赤字多売方式です。コートは可能な限り確保して、多くの試合をこなして頂く設定を心がけています。


以 上の枠内でより多くの選手に魅力ある大会を提供します。キーワードは「お得感・お値頃感」とします。毎回70名以上の参加者を見込んで今年は正会員参加費 をズバリ5000円!に目標設定します。たっぷり汗を流して弁当、懇親会軽食ソフトドリンク付きで5000円!!!どうだ!!!一人でも多くの方、特に若 い選手のご参加をお願いします。ただしシングル大会は例外になりますし、懇親会のビールの扱いも再考点となります。準会員が多少の増額になるのは従来通り です。


西医体を卒業したら大阪府医師大会と言われる日が来るまで、試行錯誤を続けたいと思います。今年も皆様、ご参加よろしくお願い致します。

                                      事務局   原 文雄



<2005年度 事務局便り>

平素より大阪府医師テニス協会に対する会員皆様のご支援、ご賛助に感謝しております。また本協会はじめ隣接府県、日本医師テニス協会主催大会への多数のご参加にお礼申し上げます。

毎 回の事ながら大会参加者に満足していただく試合設定には大変苦慮しております。“競った試合を出来るだけたくさん提供する”という基本方針に変わりはあり ません。昨年度までは2004年度会報でお知らせした様に“6ゲーム先取、ノーアド”を軸に回転を早くして一人当り4−6試合目安としてドロー作成してき ました。結果的に参加者の少ないカテゴリーではリーグ戦2回とか、予選リーグのあと同じ顔ぶれで決勝トーナメントを入れたこともありました。
“たくさん出来て面白かった”という多くの肯定的な意見を頂き安堵しておりました。

し かしながら否定論も一部に頂戴しました。曰く“同じ相手と2回やると緊張感が落ちる”、“初戦、序盤の勝敗が最終成績に反映しないのは困る”、“数をこな せば若い方が有利である”、いちいちごもっともと思われます。何らかの修正が必要です。しかしカテゴリー別の参加人数に差がある中でも、全員機会均等とい うスタンスは崩せません。

そこで発想を変えてみました。“均等化”するものを“試合数”から“コート占有時間”にしてみます。通常朝9時 試合開始の6時間弱で大勢を決する時間配分にしています。この6時間弱の内だいたい3時間、厳しい試合をして頂くと大多数の方の満足が得られるのでは?と 考えます。すなわち参加者の多いカテゴリーでは試合数を多く、試合時間を短く設定します。少ない所はその逆ですね。試合数を少なく単位時間を長く取りま す。交じり合わないカテゴリー相互は同じルール下で試合する必然性は無いと気付きました。試合時間はゲーム数で調整します。
1)最短の試合を“6ゲーム先取”とします。平均30分相当です。
2)中等度では“1セットマッチ、6−6タイブレーク”です。40分平均です。
3)比較的長いものは“8ゲーム先取”。45分平均です。
4)既知の最長は“8ゲームプロセット、8−8タイブレーク”です。55分平均です。
5)馴染みは薄いのですが10ゲーム先取も面白いです。きっちり60分換算できます。
これら5種それぞれに“ノーアド”と“通常のアドあり”を掛け合わすと更に時間の選択肢は広がります。具体的に仮のドローを提示してみます。参加数2以下は不成立です。
A) 参加数3:総当りリーグ2回、1セットマッチ、休憩を要するのでこれは仕方無し。
B) 参加数4:総当りリーグ、8ゲームプロセットないし10ゲーム先取。
C) 参加数5:総当りリーグ、1セットマッチないし8ゲーム先取。
D) 参加数6:総当りリーグ、6ゲーム先取。
E) 参加数7:4(6ゲーム先取)と3(8ゲーム先取)に分けて総当り予選リーグ       その後予選成績に応じて順位決定戦。
F)参加数8:これ以上の参加数は6ゲーム先取が基本になりそうです。
4と4に分けて予選リーグ、その後予選成績に応じて順位決定戦。
G)参加数9から12:同様に2組に分けて予選リーグ、
その後予選成績に応じて順位決定戦。
K)参加数13以上:3組以上に分けて予選リーグ、
その後予選成績に応じて順位決定戦。
を考えています。尚順位決定戦に関しては決勝リーグ、決勝トーナメント、各組同順位同士での順位決定戦など考えられます。状況、時間に応じて設定します。
また、従来から時折使われていた1回だけデュースして2回目はノーアドという“セミアド”方式は優れた折中案と考えます。ダブルスでは積極的に採用して行きたいと思います。
毎 年小さな変更はあるもののテニスは他の競技に比して抜本的なルール、カウント改訂の極めて少ないスポーツです。バレーボールや軟式テニスのような柔軟な ルール、カウント設定を是と感じる事もあります。JOPが付く大会で無ければ日本テニス協会のルールブックに全面準拠する必要はありません。“参加者最大 多数の満足”を目標に試行錯誤を続けます。これからも当協会主催大会への会員皆様奮ってのご参加、宜しくお願い申し上げます。
                              事務局 原 文雄


<2004年事務局便り>
“6のノーアド”

大阪府医師テニス協会主催大会にいつも大勢のご参加を頂き有難うございます。 長年の慣習で諸経費の制約があるとは言え、やや割高な参加費に見合うだけの試合内容作りに毎回苦労しています。本年度マリンパーク北村開催大会では付属レ ストラン閉鎖という幸運に恵まれ、懇親会費の節減に成功しました。これを来期の参加費減額に生かせるかどうか検討中です。

一般のトーナメ ント形式を採用すれば思い切り安価な参加費設定も可能です。しかしながら本協会主催の大会では勝ち残る一部の選手だけでなく、参加者全員ができる限り均等 な試合数をこなし、一日たっぷり楽しんで頂き会員間の親睦を図る事を主たる目的にしています。その中での真剣勝負で流した体と心の汗の分だけ競技者は満足 を得られると思います。

そのために主催者側は“1)競った試合”を“2)たくさん”提供すべきだと考えています。
1)に関しては実力や年齢など主観、客観評価の難しい面もあり、ご意見、ご指摘あればその都度修正して参ります。
2)を可能にする為には試合時間の均一化が必要です。時間が読めないと進行が成り立ちません。

過 去に様々な形式を試してみましたが最善策はありません。現在、結果的に“6のノーアド”が最大公約数と考え、一試合につき30分を割り当て概ね成功してい ます。アドバンテージ方式は実力拮抗した相手間でデユースが繰り返される傾向にあり、試合時間により強い影響を与えます。ノーアド方式を採用しても1ゲー ムの局面ではともかく、勝敗結果の大勢はさほど変わらないと思われます。タイブレークという公平そうなシステムも最短2ゲーム、最長6ゲーム分の時間を要 し主催者泣かせです。仮に6−6タイブレークの通常の1セットマッチを設定すると所要時間は20分から80分の幅でばらついてしまします。逆にショート セットの4ゲームではギャンブル性が高まります。特にダブルスではかなりな実力差があっても、出だしの流れ如何で2−2、3−3というスコアになり得ま す。さあこれからという時に終わってしまう味気なさも残ります。
同様に3−3タイブレークのショートセット設定では15分から50分の時間幅を必要とします。

6ゲーム先取が6−6タイブレークの1セットマッチに対して失うものは5−5からの踏ん張り、という耐久力を含んだ要素です。
逆に得るものはここからの勝敗に直結する緊張感です。
5−5の40オールなんて最高ですよね。

日本テニス協会の公式ルールブックには記載されていませんが、実力通りの勝敗が出やすい傾向にあり、テニスにおける起承転結が味わえて、所要時間が比較的均一になる方式として当面“6のノーアド”を採用していきたいと思います。
サービス側が圧倒的に有利というご時勢は去ったようです。

今期もまたテニスコートでお目にかかれるのを楽しみにしています。