全日本医師テニス大会は、主催者である日本医師テニス協会が、全国各都道府県の医師テニス協会に主管を依頼して、受諾を得る作業を経て毎年開催されています。近年は日本医師テニス協会からのお願いに対して、主管を受けて頂ける都道府県が減っており、2年前には遂に引き受け手が全く無くなってしまいました。
その最も大きな理由はテニス競技以外の懇親会開催などの人的負担です。
テニス大会用のコートは有って確保も出来るけれども、全国から集まる参加者へのhospitalityが主管者の重荷になっています。
私自身が日本医師テニス協会の役員も兼ねており、主管をお願いして回る側の立場にもあります。当時、随分といろんな方面に依頼を重ねましたが、全て受け入れ不能と断られました。逆に、自分が主管を頼まれたらどうするか考えました。タメライ無く、即座に断ります。主管自体は全くのボランティア行為であり、多くの時間と労力を失いますが、得るモノはお世話になったテニスという競技に対する恩返し程度です。
大会中断という選択肢が現実になりかけましたが、冷静になって考え直しました。“自分が頼まれてイヤなモノを、他人様に押し付けてはイケナイ!!”
“好んで気軽に受けて頂ける形に変えてから改めて他人様にお願いしよう!”
と決めました。2018年は主管者の負担軽減の先例を大阪府が試行します。
前回の2013年大阪大会から中4年という短い間隔で、大阪府理事の皆様にはご苦労をおかけする次第になり申し訳ありません。将来的に主管を受けて頂ける都道府県が増える結果として全日本医師テニス大会が存続していく事を主眼に据えて、部分的に様式の変更など行います。皆様には多少の不便をお掛けする場合や、簡素化に驚かれ場面も有ると思われます。
その例として試合進行の円滑化のために、本プログラムにはドローは載せておりません。ドローや試合進行表などは全て、日本医師テニス協会ホームページをご参照下さい。また旧来主管者が開催してきた懇親会は行いません。代わりに担当の旅行社に委託して、ご希望の方にはリーガロイヤルホテルで食事会を催して貰います。会員総会は日曜日16時から北村のセンターコートで行います。
何卒皆様のご理解を賜り、テニスを通じてコート上で参加者各位の親睦を
深めて頂ける様にお願い申し上げます。
2018年9月吉日
第45回全日本医師テニス大阪大会 会長 原 文雄
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