第45回 全日本医師テニス 大阪大会
2018年10月6日(土)~8日(月祝)  マリンテニスパーク北村
<会長挨拶>

ご挨拶

         

 全日本医師テニス大会は、主催者である日本医師テニス協会が、全国各都道府県の医師テニス協会に主管を依頼して、受諾を得る作業を経て毎年開催されています。近年は日本医師テニス協会からのお願いに対して、主管を受けて頂ける都道府県が減っており、2年前には遂に引き受け手が全く無くなってしまいました。

その最も大きな理由はテニス競技以外の懇親会開催などの人的負担です。

テニス大会用のコートは有って確保も出来るけれども、全国から集まる参加者へのhospitalityが主管者の重荷になっています。

私自身が日本医師テニス協会の役員も兼ねており、主管をお願いして回る側の立場にもあります。当時、随分といろんな方面に依頼を重ねましたが、全て受け入れ不能と断られました。逆に、自分が主管を頼まれたらどうするか考えました。タメライ無く、即座に断ります。主管自体は全くのボランティア行為であり、多くの時間と労力を失いますが、得るモノはお世話になったテニスという競技に対する恩返し程度です。

大会中断という選択肢が現実になりかけましたが、冷静になって考え直しました。“自分が頼まれてイヤなモノを、他人様に押し付けてはイケナイ!!”

“好んで気軽に受けて頂ける形に変えてから改めて他人様にお願いしよう!”

と決めました。2018年は主管者の負担軽減の先例を大阪府が試行します。

前回の2013年大阪大会から中4年という短い間隔で、大阪府理事の皆様にはご苦労をおかけする次第になり申し訳ありません。将来的に主管を受けて頂ける都道府県が増える結果として全日本医師テニス大会が存続していく事を主眼に据えて、部分的に様式の変更など行います。皆様には多少の不便をお掛けする場合や、簡素化に驚かれ場面も有ると思われます。

その例として試合進行の円滑化のために、本プログラムにはドローは載せておりません。ドローや試合進行表などは全て、日本医師テニス協会ホームページをご参照下さい。また旧来主管者が開催してきた懇親会は行いません。代わりに担当の旅行社に委託して、ご希望の方にはリーガロイヤルホテルで食事会を催して貰います。会員総会は日曜日16時から北村のセンターコートで行います。

何卒皆様のご理解を賜り、テニスを通じてコート上で参加者各位の親睦を

深めて頂ける様にお願い申し上げます。

                    20189月吉日

45回全日本医師テニス大阪大会 会長 原 文雄

プログラム
大会結果
クリックして下さい
6日ミックスダブルス
7日ダブルス
8日シングルス
     


大会写真
クリックして下さい。管理人の「公開ギャラリーです」 
6日ミックスダブルス 表彰式
7日ダブルス 表彰式
懇親会
8日シングルス 表彰式
試合風景
男子ダブルスオープン決勝戦
男子シングルス準決勝、決勝戦の一部のみです。

スポーツ予防医学研究会
2018年10月7日(日)18:00~19:00 リーガロイヤルホテル大阪「桂の間」

講演タイトル

IoT パフォーマンス定量評価と スポーツ外傷障害疾病予防に向けた CPSの研究開発」

 大阪大学大学院 医学系研究科 スポーツ医学教授 

中田研先生

  講演要旨

 スポーツによるパフォーマンス・競技力向上や,スポーツ外傷・障害・疾病の予防,健康増進に向けて,選手の日頃のコンディションや既往症とともに,練習や試合での活動中のパフォーマンスやバイタルデータ,環境(温度,湿度など)の解析,さらに,バランス能力や栄養など,様々な角度からのデータを個人レベルやチームレベルで計測・解析し,選手やコーチ,指導者にわかりやすく示すことが重要である.選手の心拍や加速度などをウェアラブルセンサーデバイスを用いて計測してデータを収集するIoT技術と,無線技術やクラウドコンピューティング,ビッグデータ,機械学習,AI(人工知能)によるスポーツ選手のサポートの向上は,新しいスポーツ医科学研究として,CPS(サイバー・フィジカル・システム)研究で進められている.2020東京オリンピック・パラリンピックに向けて,スポーツを通じた医学,工学,情報科学,栄養学,体育学など様々な分野が連携し,大学やスポーツ研究機関,競技団体,企業が共同して進めているスポーツ医科学研究の成果は,選手サポートや競技力の向上から,2020以降には,活動的に健康に暮らしていくためのレガシーとしての成果が期待される.

略歴

            2018年8月現在

生年月日:1961(昭和36年)2.28   

現職:大阪大学大学院医学系研究科 健康スポーツ科学講座スポーツ医学 教授
兼任:大阪大学医学部附属病院 国際医療センター センター長              
   
大阪大学国際医工情報(MEI)センター 教授

     
大阪大学データビリティーフロンティア機構 教授

学歴:昭和61年3月      大阪大学医学部卒
    平成元年12月     熊本大学医学部遺伝医学研究施設特別研究生
    平成5年3月      大阪大学大学院医学研究科 博士課程修了
学位:医学博士(大阪大学)1993.3
専門分野整形外科,関節外科,スポーツ医学,再生医学,
     発生組織工学,細胞分子生物学

       バイオメカニクス,医用画像解析
主要職歴:昭和61年7月昭和62年6月 大阪大学医学部附属病院整形外科非常勤医
       昭和62年7月昭和63年6月 箕面市立病院整形外科常勤医
       昭和63年7月平成元年3月 八尾市立病院整形外科常勤医
       平成5年8月平成8年5月 米国国立保健研究所 (NIH) 常勤研究員          
     
平成8年6月
平成1112 大阪大学大学院医学研究科 器官制御外科学 助手
       平成121平成156   関西労災病院 スポーツ整形外科副部長
       平成157平成25年5月  大阪大学大学院医学研究科器官制御外科学 講師
          平成25年6月—              現職
          平成274月—               兼任 大阪大学医学部附属病院 国際医療センター長
         
平成28年4月—              兼任 大阪大学データビリティーフロンティア機構教授
所属学会: 国際関節鏡・膝関節・スポーツ整形外科学会(ISAKOS)     日本整形外科学会(代議員)
         日本軟骨代謝学会(理事)
    
日本関節鏡・膝関節・スポーツ整形外科学会(JOSKAS) (評議員,将来構想委員長,倫理委員)
          国際臨床医学会(理事)       日本整形外科スポーツ医学会
       日本臨床スポーツ医学会(評議員)  中部日本整形災害外科学会(評議員)     
          日本結合組織学会(評議員,監事)    日本再生医療学会     
          日本臨床バイオメカニクス学会(評議員),  スポーツ障害フォーラム(世話人)
          膝関節フォーラム(世話人)        スポーツメディスンフォーラム(世話人) 
学術誌編集Journal of Orthopaedic Scienceeditorial board member
     
            日本臨床バイオメカニクス学会誌 編集委員 (20092012
委嘱,受託:日本オリンピック委員会(JOC)強化スタッフ(2010-現在)
        2012ロンドンオリンピック 日本テニスチームドクター(2011-12)
 
       日本体育協会 スポーツ医・科学専門委員会 研究班員(2011-2014)
        日本テニス協会ナショナルチームドクター(メディカルチームチーフ)(2007—現在)
        日本テニス協会強化本部 テクニカルサポート委員会メディカルチーフ(2009-現在)
 
       関西テニス協会 理事(2011-現在),スポーツ医科学委員会委員長(2015-
 
       近鉄ライナーズラグビーチームドクター(2005-2006)
         阪神タイガース チームドクター(2004-現在)
         Vリーグ バレーボール サントリーサンバーズ チームドクター(2012-現在)

 宣伝

 スポーツ予防医学は,まだ発展の余地が残された分野ですが,新しい工学的技術やクラウドシステムやコンピョーター技術,ビッグデータや,AI(人工知能)などを用いて,さらに,競技力向上から健康増進に貢献できる可能性があると考えます.2020東京オリンピック・パラリンピックと,その後の社会に向けて,今,日本社会が進めているSociety 5.0 社会の実現の一環として,スポーツ医学分野で可能性のある研究開発を紹介します.

スライド

クリックして下さい


 大会日程

Ⅰ)全日本医師テニス大阪大会
  ①10月6日(土):ミックスダブルス(医師ミックス、夫婦ミックス)
  10月7日(日):ダブルス(男性医師ダブルス、女性医師ダブルス、医師夫人ダブルス)
    ③10月8日(月祝)シングルス(男性医師シングルス、女性医師シングルス)

会場:マリンテニスパーク北村(オムニコート25面
場所:大阪市大正区北村3-3-70 TEL:(06)6555‐6161
「LINKS」ご参照ください


Ⅱ)
懇親会⇒旅の匠主催 夕食会 107日(日)19:00~21:30 
       リーガロイヤルホテル大阪 「山楽の間」
Ⅲ)会員総会:2018年10月7日(日)マリンテニスパーク北村
   「センターコート」にて16:00より

Ⅳ)常任理事会:10月6日(土)17:00~18:30
     リーガロイヤルホテル大阪「羽衣の間」

Ⅴ)
理事会10月6日(土)18:30~19:30
     リーガロイヤルホテル大阪「桂の間」

      

 ⇒終了しました。   


<第45回スポーツ予防医学研究会・全日本医師テニス大阪大会を終えて>


 第45回全日本医師テニス大阪大会を大阪府医師テニス協会が10月6日~8日の連休に主催しました。今年は台風の近畿への直撃が多く、被害も大きかった中、25号の接近で大会開催が心配されました。しかし、皆の熱意で台風接近も吹き飛ばし、ついでに夏の暑さまで連れ戻し、快晴の三日間になりました。3日間の晴天に感謝します。

 今大会では、「スポーツ予防医学研究会」と「テニス大会」という2本柱以外のイベントを簡素化して、主催者の医師や事務局の仕事を減らすことに主眼をおきました。今までは主催側のボランティアによる負担が多すぎました。来て頂いた先生方への「おもてなし」に多大な労力とコスト、時間をかけていました。「とても喜んでいただけて良かったけれど、もう2度と主催は受けたくない!」というのが本音だと思います。ですので、大会主催側の府県医師テニス協会の負担を減らし、この大会を受けることの出来る府県医師テニス協会を増やしていけるよう一つの雛形を示せればと思い改革に取り組みました。
 スポーツ予防医学研究会は、予想外に本会の会員以外の参加も多く、盛会でした。
中田先生有難うございました。

夏の花「つゆ草」夕方にはしぼんでしまいます。 初夏から秋の花「百日紅」

 テニス大会はトーナメントで行いました。その結果早くコートが空き、そこで会員相互のお好みマッチを行うことで親睦がはかれ、特に女性医師の間では非常に好評でした。又この方式は、雨天時のドローやコート割の変更も楽になります。これらの準備に要する事務局業務の著明な軽減が図れました。リーグで沢山の試合をしたい、初戦で負けても盛り返せる可能性がリーグならある等の色々なご意見があるとは思います。今後の負担軽減の一方式として、大会運営の参考になればと思います。
           

全日程終了後のマリンテニスパーク北村
 今後も永くこの会が続き、1年に一度、日本各地のテニス愛好家の先生方とお目にかかれる楽しい時間が持てる事を祈ります。                        文責 HP担当理事 原統子
                         

大会グッズ

<参加賞:クリアファイル>

<優勝・準優勝表彰状>

   
<ロゴ入りトートバッグ>
日本医師テニス協会
日本医師テニス協会のホームページです。
「全日本テニス大会~PAST」に過去の結果が掲載されています。
全日本医師テニス大会 開催地 歴代優勝者
Ⅰ)第1回~第18回
Ⅱ)第19回~26回
Ⅲ)第27回~29回
Ⅳ)第30回~36回
Ⅴ)第37回~43回
Ⅵ)第44回